建物の構造の一部としての壁以外に、インテリアデザインの一部として施工する壁に、造作壁とパーテーション壁があります。

造作壁

造作壁は建物の構造とは独立して作られたもので、通常は床から天井までの高さで部屋を区切ります。高い遮音性と豊富な仕上げ素材により、デザイン性が向上しますが、施工には複雑な工事が伴い、工事期間が長くかかるデメリットがあります。一度設置されたら移動が難しく、可変性が低いのが特徴です。

パーテーション壁

パーテーション壁は可動可能な仕切り壁で、大きな会議室を分割したり、フリースペースを一時的に区切る際に使用されます。取り付け型から置き型まで様々な種類があり、使い方に合わせて柔軟に配置できるのがメリットです。しかし、素材の種類が限られており、デザインの自由度は低いです。また、遮音性が低いため、音を重要に考える場所には向かないことがあります。

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